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タンニンなめし

日用品

動物の皮を私たちが利用するときにする加工の中で重要な課程に「なめし」といわれる工程があります。

このなめし、漢字で書くと「鞣」となり、革を柔らかくするという意味がわかります。

本来の皮は動物の身体を守る働きをしているため、固く伸びにくい性質を持つものですが、これを柔らかくしなやかにする作業をなめしとよびます。

皮をたたいたり、水に漬けたりすれば柔らかくはなりますが、皮の性質を損なわず、沢山出来るようになめしの方法が改善され受け継がれています。

現在行われているなめし法は、タンニンなめしとクロムなめしという2つの方法が代表的です。

そのうちのタンニンなめしという方法は、植物性のタンニンを用いて皮をなめし革に変えていくものです。

タンニンというのは、良く知られているように植物の渋みを生み出すもの。渋柿の渋といえばよくご存知でしょう。

このタンニンには動物の皮の繊維を収縮させる働きがあり、この働きを用いて皮を締め、ハリやコシを持たせて革にしていきます。

タンニンは植物性のためそれで加工された革も自然な材料だけで出来た革となり人が安心して使えるため身につけるものにも使われます。

ただ、タンニンなめしで出来上がった皮革は、タンニンの性質上、紫外線の影響や酸化によって色が変わっていく性質をもちます。

革製品の場合、この変化をエイジング(経年変化)として楽しむことが出来るということで人気でもあるのです。

このタンニンなめしで出来た皮革は、もう一つ水に弱いという性質があります。皮そのものに撥水性質はなく、水を吸収しますので、それによって変色を起こしたり、変形したりすることがあります。

ですから、タンニンなめしの革製品は取り扱いに気をつけることが必要となります。

 

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